日本語教師の基礎知識

【日本語教師の仕事内容】何をする?日本語を教えるための教案づくりとは

日本語教師1年目が作るべき教案について知りたい人向けです。

日本語教師になったばかりだけど、教案づくりをしていくほうがいいと聞きました。どのくらい時間がかかって、どうやって作ればいいんでしょうか。

日本語教師として1年目は何から手を付ければいいのかわからないですよね。

実は、1年目だからこそやっておくべきことがあります。それは、授業の教案づくりです。

授業のオリジナル教案を作成しておけば、同じフォーマットを使って授業もできますし、目的に応じて変更しやすくなります。

ただ、どれくらい教案づくりに時間がかかるのか?や、どうやって作ればいいのか?、分からない人もいると思います。

そこで、今回は「【日本語教師の仕事内容】何をする?日本語を教えるための教案づくりとは」をご紹介します。

日本語教師1年目にするべき教案づくり

非常勤講師なのか常勤講師なのかにもよりますが、基本的に一年目はすべて新たに教案を作る必要があります。

そもそも日本語教師の教案とは?

授業の前に、授業の目標(ゴール)や時間配分、使用教材、会話のやりとり、などをまとめたものです。

中学校などの一般的な学習指導案は1年間でどこまで教えるか、内容をどうするのか作成することと違い、どちらかというと1回ごとのテーマにそった模擬応答集のようなものです。

特に日本語教師の1年目は、この教案作りに時間を割かれるので、授業よりもこちらの時間のほうが長くかかるくらいです。

教案づくりはどのくらいかかる?

クラスが初級なのか上級なのかなどによっても違ってきますが、目安は1コマ50分として最低でも1~2時間はかかる、と思ったほうがよいでしょう。

例えば、1日5コマを授業すると考えると、5~10時間もかかる計算になりますね。この教案づくりが難しい理由は、完成かどうかを決めるのが自分次第であることです。

なので、やろうと思えばどれだけ時間があっても足りなくなってしまうことになります。ただ、経験積めば、教案のフォーマットもたまるので楽になってくるでしょう。

ただ、やっかいなのが日本語学校によって作り方が違うこと。特に「導入の仕方」がバラバラで、学校が変わると方針が変わることも。

教案づくりの方法は?

多くの学校では、教科書として有名な「みんなの日本語」を使うことになると思います。

これには手引書というものがあって、『みんなの日本語初級I 第2版 教え方の手引き』という本を活用する方法です。

初めて教案を作るときは時間がかかりますが、一通りの授業(課)をやってしまえば、次からはマイナーのアップデートですみます。

特に、420時間の日本語教師養成講座であれば模擬授業があるので、授業で作った教案も下敷きとして活用できるので残しておきましょう。

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1年目は教案の指導をしてくれる学校も

1年目は教案の指導をしてくれる学校が増えてきているそうです。これは素晴らしい制度ですね。

なので、働く学校を決める際には「指導カリキュラム」がどうなっているかを確認するべきでしょう。ただ、実際に教師になってからでないと分からないことが多いですが。

ともあれ、理由は、一旦、日本語教師になってしまうと、基本的にもう誰も自分の授業を添削や指導してくれないのが基本です。

「習うよりマネる」というよに私が受講した学校は教案の指導がなかったので、自分で申し出てベテランの先生方の授業に端っこで参加させてもらいました。

これも許可してくれる学校とくれない学校があると思うので、是非できればやってみましょう。

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教案づくりに役立つ参考図書

最後に、日本語の教案づくりによく使っていた参考図書を紹介しますね。

今日は初級にしぼって紹介してみます。

☆初級日本語文法と教え方のポイント

☆初級を教える人のための日本語文法ハンドブック

☆みんなの日本語初級I 第2版 教え方の手引き

☆日本語の教え方ABC―「どうやって教える?」にお答えします

以上が日本語教師の先生方がよく使っている手引書となります。

他にもたくさんありますが、はじめの頃はいくらあっても足りないほど本をたくさん買うことにあるので、貯金も結構大事です。

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教材が買えないならコピーで補う

本来は書籍を購入するのがベストですが、どうしても費用もかかってしまうので、日本語教師1年目にはつらいところ。

1年目の非常勤講師のお給料はと書籍代でふっとんでいく、なんていう事態もありえます。

ただ、学校によっては多くのこういった手引書などを先生方の図書室に置いてくれることがあり、著作権に配慮しながら必要な部分だけコピーできるところもあります。

ただ、やはり手元にはおいておきたいので、必要最低限の書籍は自分でそろえておくことが望ましいでしょう。

特に、海外で教えたい方は書籍はかさばってしまうので、電子書籍のKindle版を買ったほうがいいかもしれません。

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まとめ:1年目にやるべき教案づくり

今回のコラムでは、「【日本語教師の仕事内容】何をする?日本語を教えるための教案づくりとは」をご紹介しました。

教案づくりは日本語教師1年目の大きなタスクです。ただ、このタスクを積み重ねていくことで、経験を積むたびに時間短縮にもつながります。

あとは、色々な先生方の教案をマネできるところは良い部分を取り入れていくことが大切です。

そのためにも、どのような教案が良いのか悪いのかを見定めるスキルを身につけましょう。

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