日本語教師の基礎知識

【日本語教師になるには】年齢制限はあるの?40代や50代からでも目指す人が多い理由とは

日本語教師が40代や50代から目指せるか知りたい人向けです。

日本語学校で働いている人は20代や30代が多いように思えますが、40代や50代、60代以降でも目指すことはできるのでしょうか?
はづき
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実際に私が通学していた養成講座のクラスは40代〜70代ぐらい大半でした。その人たちになぜ日本語教師を目指すのかを聞いたことを紹介しますね。

近年、40代や50代からでも目指せる資格として、「日本語教師」が注目されています。実は、その年代から学校に通って目指せる資格は多いわけではありません。

420時間養成講座や試験の合格に時間をかけてでも日本語教師になる魅力があるということでしょう。

ただ、一般的な企業では新卒で就職して20代や30代が一番多いのが普通ですが、日本語教師になっている年代はどのくらいなのでしょうか。

そこで、今回は「【日本語教師になるには】年齢制限はあるの?40代や50代からでも目指す人が多い理由とは」をご紹介します。

40代や50代でも日本語教師になれる?

結論から言うと、40代や50代から日本語教師を目指す人が多いです。

実際に私が通学していた420時間日本語教師養成講座のクラス平均年齢がとても高く、40代〜70代ぐらいの方が10名ほど、20代が2、3人、30代も3、4人でした。

但し、すべての人が日本語学校で就職を希望しているわけではなく、ボランティア希望の方も多かったです。

特に、未経験で日本語学校の日本語教師として就職するのは簡単ではありません。人材不足とはいえ、学校も即戦力を求めているためです。

では、実際に日本語教師が多い年代はどのくらいなのでしょうか?文化庁から報告書が公表されているので、その資料をもとにご紹介していきましょう。

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年代別の日本語教師数

文化庁の調査によると、2019年度の調査では日本語教師の人数は46,411人と公表されています(文化庁)。

その年代の内訳とはいうと、下記のようになっています。


引用:令和元年度国内の日本語教育の概要|文化庁国語科

この調査によると、10代~30代は全体の約16%、40代以降は約66%を占めています。つまり、日本語教師の6割以上が40代以降となっているのが分かると思います。

意外と20代が少なく、新卒ですぐに日本語教師になるわけではないことが一般の企業との大きな違いでしょう。

ただ、日本語教師といっても日本語学校で働いている場合やボランティアをしている場合もあります。

機関別の日本語教師数

文化庁の調査によると、日本語教師数は下記のようになっています。


引用:令和元年度国内の日本語教育の概要|文化庁国語科

中央の円グラフをみていただくと、日本語教師等の割合で国際交流協会が法務省告示機関(日本語学校)の次になっていますね。

その国際交流協会とは、地域に暮らす在日外国人と日本人の交流のために設立された組織で、地方自治体の外郭団体になります。

各協会では、様々なボランティアも推進していて、日本国内や海外での活動を募集していることがあります。

日本語教師を目指す人は、日本語学校で教える以外にもボランティア活動を希望されている人も多いのでしょう。

では、日本語教師は高い年代の人が多いのですが、新卒でなるべきなのでしょうか?

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新卒で日本語教師を目指すべき?

新卒で日本語教師になるはあまりおすすめできません。理由は、これからお伝えしますね。

上記と同じ調査では、年代として10代~30代は全体の約16%となっていました。数値的にみても、新卒で日本語教師を目指す割合は少ないと予想されます。

理由には色々とあると思いますが、大学や大学院で日本語の専攻などをしてければ、一旦、一般企業に勤めた後に日本語教師に興味を持つ人が多いのも理由の一つです。

私が受講した420時間日本語教師養成講座にも大学生がいて、大学で時間に余裕があるうちに修了して資格を取得しても、就職では一般企業を希望していました。

新卒で日本語教師がおすすめできないポイントは、以下の3つです。

いきなり新卒で専任になれる?

専任は正社員扱いですが、一般的な会社のように新卒で正社員になれる学校は特別かもしれません。

理由は「教育経験がない」「非常勤講師の年齢が高い」ので、カリキュラム管理などの事務作業ができにくいからです。

特に、経験の浅い新卒であればこそ、実践を積むことが大切なので、事務作業に時間を取られている場合ではありません。

非常勤で生活していける?

では、専任ではないとなると、基本的な非常勤講師で働くことになります。経験の浅い非常勤講師は1コマあたりの単価が低く、労働日数も固定していないことも。

そのため、いきなり新卒で日本語教師になったとしても給料が安定せず、貯金もしにくいですよね。

なので、日本語学校の掛け持ちや日本語教師以外のアルバイトもしなければいけなくなることになりやすいでしょう。

やりがいがあるから大丈夫?

給料が安くても安定しなくても、日本語教師はやりがいがあるから!とおっしゃる人もいるでしょう。

確かに日本語学習者が日本語を覚えて使えるようになってくれると嬉しいですし、教える楽しみもあります。

ただ、他の一般企業に就職していないと比較ができないので、どのように違うのかが分かりずらくなってきます。

以上のように、日本語学校に新卒で専任として採用されるレベルの知識やスキルがない限りは、新卒で日本語教師になるはあまりおすすめできません

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日本語教師に年齢制限はあるの?

日本語教師の求人情報では、募集条件に年齢制限を記載していません。というのも、年齢制限の禁止が義務化されているためです。

そのため、年齢の記載がないので何歳でも応募はできるように思えますが、どうなのでしょうか。

文化庁の調査によると非常勤講師の割合が大きく、即戦力になる経験者であれば年齢は一般企業ほど厳しくはないようです。

逆に言えば、未経験で就職しようとするのは年齢によっては難しいともいえるでしょう。

但し、ボランティアで日本語を教えるのに基本的に年齢は関係はないので、国内や海外でボランティア活動を目指す人も多くいます。

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海外のボランティア活動とは?

もし、海外で日本語教師を目指すのであれば、ボランティア活動として渡航するというのも方法の一つです。

給与が発生しないのでビザも普通に海外に渡航する際の制限と同じでしょう。海外で日本語教師を目指すといっても日本語学校で教えるのがすべてではありません。

国・地域によってはボランティアのプログラムが用意されていることもあるので、活動を考えている人は調べてみてもいいでしょう。

国際交流協会などでボランティアの募集がされていることもあるので確認してみましょう。

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日本語教師の年代とボランティアまとめ

今回のコラムでは、「【日本語教師になるには】年齢制限はあるの?40代や50代からでも目指す人が多い理由とは」をご紹介しました。

日本語教師になるには年齢制限はありません。実際に420時間の日本語教師養成講座を受講している40代以降の割合も多く、何歳からも目指せるのが魅力です。

日本語学校で日本語教師として活躍する人もいれば、ボランティアで活動を目指されている人もいます。

特に、外国人との交流をしたみたい、海外にボランティアで行ってみたい、などを希望をする人も受講されています。

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