【日本語教師に大卒資格は必要?】学士が海外で必要になる理由

海外で日本語教師として働くのに大卒資格が必要か知りたい人向けです。

海外で日本語教師になるには大卒の資格は必要なのでしょうか。そもそも学歴って関係あるのか知りたいです。

日本では、法務省告示校の日本学校で日本語教師として働くには四大卒(学士)が必要です。

ただ、海外の日本学校では四大卒が必要になるのでしょうか。実は海外では別の問題で四大卒のほうが良い理由があります。

そこで、このコラムでは海外で日本語教師として働くなら四大卒があったほうがいい理由を紹介します。

目次

日本語教師が海外で働くなら大卒が必要?

海外で日本語教師として働くには、国や地域によっては大卒資格が必要になる場合があります。

その理由は、海外で働くには労働ビザ(ワークビザ)の発給要件に四大卒(学士)の学歴が条件になっていることがあるからです。

海外で外国人が働くということは、それだけ大学卒業レベルの人材を求めているからでしょう。

渡航先にもよりますが、現地の日本語学校にビザの発給要件などを必ず確認しておきましょう

では、次に国や地域ごとに日本語教師として大卒が必要かどうかを調査してみました。

【国・地域別】日本語教師に大卒が必要?

国・地域別に日本語教師として働くために大卒資格が必要かどうかを調査してみました。

但し、移民法などの改正によって条件が変わることがあるので、参考程度としてお考え下さい。

フィリピンで日本語教師

私の調べた限りだと、タイとフィリピンは学歴がなくても、大丈夫でした。

学歴、年齢など特に制限がないのでかなりVISAは取りやすい国だといえます。

ただ、原則大卒は2年以上(政府が認めた特別企業などはその限りでない)、高卒は5年以上、ビザで申請する職種と関連性のある職業での就労経験が必要となっています。

いきなり海外で教えたい人には5年は長いかもしれませんね。

台湾で日本語教師

「高卒」でもOKですが、5年以上の職歴が、日本語教育の分野で必要。

前職の離職証明書を提出する必要があり、前職と関連性が薄い職種だと就労許可は下りないことになっているので、高卒で5年の他の職歴がある人でも、日本語教師としてのビザはおりなさそうです。

また修士・博士号を取得している場合、あるいは台湾の大学を卒業している場合は、専攻と職務内容が合致していれば就労年数制限は適用されません。

つまり、高卒でも雇ってくれる日本語学校を見つけて、5年働いた後に、台湾で日本語教師になるという、長い時間が必要となってくるようです。

シンガポールで日本語教師

学歴の要件は、専門学校、短期学校、または同等の学歴となっています。

2019年1月1日より、Sパスビザの場合SGD2,300(約18万5,000円)以上の月額固定給料が必要となりました。

日本語教師の給料としては、微妙にもらえるかどうか、わかりませんね〜。日本語教師のお給料は概して現地採用扱いなので低めなことが多いのです。

あらかじめ、日本からビザをサポートしてくれる日本語学校を選ぶのが無難かと思います。最近は、スカイプなどで面接をしてくれるところも増えていると思います。

マレーシアで日本語教師

「専門学校卒」もしくは、専門分野で10年の経験があれば、大丈夫なようです。

ただ、専門卒の場合は5年以上の職歴が必要となります。(大卒の場合は3年以上)または専門分野における10年以上の経験があることが要件になってくるようです。

10年働くよりは、大卒の学歴を取ってしまった方が、早い気もします。

短大卒で四大卒の資格を取得するには?

短大卒の方で大卒資格が必要になる場合には、通信制の大学に編入するのも方法のひとつです。通信制の大学であれば、放送大学や大手前大学などがあります。

さらに、海外で日本語教師を目指している短大卒の方は、四年制大卒資格の取得と日本語教員資格の同時取得を検討しましょう。

そのような時に、大手前大学の通信教育部なら、法務省出入国在留管理庁が定める「日本語教育機関の告示基準(以下、新基準)の条件を満たします。

さらに教育実習は本学キャンパス(兵庫県西宮市)のほか、東京・大阪・福岡等でも開講されているので、教育実習(5日間〜)以外の科目はすべてオンライン学修で修了することができます。

もし短大卒なら2年間で日本語教師資格と四大卒資格をダブルで取得できるので、是非、検討してみましょう。

>>>大手前大学 通信教育部

日本語教師になる資格を取得するには?

実は、日本語教師として働くために資格は必要ありません。ただ、多くの求人情報では資格の取得が条件になっています。

実際に日本語を教える資格を得るためには、以下の3つの方法があります。

  1. 大学や大学院で日本語課程の修了
  2. 420時間日本語教師養成講座の修了
  3. 日本語教育能力検定試験の合格

1.大学や大学院で日本語課程の修了

大学や大学院で日本語教育の課程を修了する方法です。特に、公示校と呼ばれる日本語学校で日本語教師として働くには四大卒が必要です。

もし、四大卒の資格を持たれていない方や日本語を基礎から学問として学びたい方向けですね。

ただ、40代から大学や大学院に入りなおすのは簡単ではないかもしれません。

2.日本語教師養成講座の修了

四大卒あれば、420時間の日本語教師養成講座を修了するのが王道です。模擬授業もたくさんあるので、教育経験がない方でも実践を積むことができます。

ただ、費用が受講料として約50万円以上はかかる上に、最低でも6ヶ月ぐらいはかかるのが難点です。

なお、どの講座がいいかは、別コラムのおすすめの費用の安い日本語教師養成講座も参考にしてください。

3.日本語教育能力検定試験の合格

日本語教育能力検定試験の合格は、費用が養成講座と比べると安く、独学でも受験できるのが魅力です。

ただ、合格率が約26~30%と民間レベルの試験としては難しい上に、年に1回しか受験できません。

なお、どの講座がいいかは、別コラムのおすすめの日本語能力検定試験の対策講座をどうぞ。

日本語教師になるためのよくある質問

日本語教師になるためのよくある質問をまとめてみました。

海外で働くなら四大卒は必要?

海外で日本語教師になるには4大卒の資格は必ずしも必要ではありませんが、働くためのワークビザのサポートは4大卒が必要なことが一般的です。

配偶者ビザ(いわゆる結婚ビザ)などでビザのサポートが不要なら、あまり関係はしないでしょう。ただ、学校によっては四大卒が募集条件になることがあります。

国家資格化まで待つべき?

現在、日本語教師の国家資格として「登録日本語教員(仮名称)」の創設について議論が上がっています。

現状では、420時間日本語教師養成講座修了者は試験①と②のうち、①は免除になる可能性があります。

現実的に「教育実習などの教えた経験が重要視される」ので、逆に420時間の養成講座を受講しておくべきでしょう。

なお、日本語教師の国家資格については、登録日本語教員の最新情報まとめをご覧ください。

海外で大卒資格が必要になる理由まとめ

今回のコラムでは「【日本語教師に大卒資格は必要?】学士が海外で必要になる理由」をご紹介しました。

海外で働く場合にも学士以上の学歴が必須である場合が多いため、労働ビザを取得しやすくなるでしょう。

さらに、日本語教師の求人では4年制大学の卒業を応募条件にしている企業も少なくないため、420時間の日本語教師養成講座で学びながら大学への編入する人もいます。

実際に子どもを抱えつつ通信で大学を卒業し、今度は自分の父親の事務所で働きつつ通学の社会人大学院に通った人がいます。

もう1人の知り合いは大学を中退していたので、まず地元の短大に通い、放送大学に編入してから通学の大学院大学に進みました。

大卒資格があれば就職などで有利になりますが、必須でありません。諦めずに色々な方法を探ってみましょう!

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