日本語教師の基礎知識

【日本語教師の英語力】どのくらい英語は必要?海外で働くための語学力とは

日本語教師になるのに英語力がどのくらい必要かを知りたい人向けです。

外国の人に日本語を教えるなら語学力、特に英語が必要になるのかな。日本語教師にはどのくらいの英語力が必要か知りたいです。
はづき
はづき
教え方によって必要な英語力が違います。このコラムで詳しくお伝えしますね。

日本語教師になってよく友人によく聞かれるのが、「英語が話せるんですね」「語学が堪能でしょ」など。

仕事内容を知らない人は、日本語を英語などの別の言語で教えているイメージがあるのでしょう。

確かに日本語が分からないのに全てを日本語で教えるわけがないので、英語力がやっぱり必要だよね、と思われるでしょう。

では、日本語教師にどのくらいの英語力が必要なのでしょうか?

そこで、今回は「【日本語教師の英語力】どのくらい英語は必要?海外で働くための語学力とは」をご紹介します。

日本語教師に必要な英語力は?

結論は、基本的に英語力が必ずしも必要ではありません

なぜなら、日本語を教えるのには、日本語を日本語で教える「直接法」と日本語を他の言語で教える「間接法」があり、多くの日本語学校では直接法を採用しているからです。

なかには日本語しか話していけないルールがある日本語学校もあるので、英語力が必要とはいえません。

ただ、日本語を学び始めた学生さんたちと普段の会話を楽むには、簡単な英会話を使えるほうがいいでしょう。

実際に、日本語教師の先生は「海外で教えたい」「海外で生活したい」と思っている人が多いので、英語に限らず語学の勉強をしている人もいるのは事実です。

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日常英会話ができる英語力は?

実は、JICA青年海外協力隊で海外に派遣される際に必要となる語学力は、英語なら中学卒業程度(英検3級もしくはTOEIC®スコア330点)です。

意外と中学卒業レベルでいいの?と思われた人もいるでしょう。

私はニュージーランドに9年住んでいましたが、日常英会話がスラスラできるわけはありませでした。移住した当初のTOEICの点数は800点ぐらいです。

800点でも日常英会話に困るの?と思われるかもしれませんが、ニュージーランドは英語ネイティブの国という事情もあります。

なので、中学卒業程度の英語力がスラスラと話せるわけはありませんが、最低限のコミュニケーションなら十分に取れます。

しかも、学生さんは日本語を学びに来ているので、英語ができれば有利というぐらいです。

カフェや買い物などであれば、海外ではほぼ同じフレーズを使うので、どの言語であれ無くても大丈夫だと思います。

ただ、語学力があればあったほうがいいのはもちろんですが、語学力がないからといって海外生活をあきらめる必要はないでしょう。

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海外で日本語を教える際に必要な英語力

まず大きく分けて、アジア圏と欧米圏で教えることが多いと思うので、そちらをご紹介しますね。

ちなみに日本語学習者の約7割は、中国とベトナムの生徒さんと言われています。

アジア圏

海外でもアジア圏で日本語教師として働く場合は、直説法で教えることが多いです。

英語力を求められることはそんなに多くありません。

ただその国の言葉ができないと、日常生活では英語が必要となってくる場面が多いので、基本的な英語の日常会話はできたほうがいいでしょう。

世界から集まる他の先生方のコミュニケーションもスムーズになります。

アジア圏でも英語力が必要な場合は、例えばシンガポールやマレーシアなどになるでしょう。こちらでは日常的に英語も通じるため、直接法で教えるよりも英語で教える間接方ができたほうが有利です。

欧米圏

こちらは言わずもがな、高度なレベルの英語力が必要となります。

TOEICやTOEFLなどの証明もいるでしょう。あとは英語圏の大学をでているなども大きなアドバンテージとなります。

欧米圏で教えるには、英語力の他、日本の大学院をでることも要件にはいったりします。教えたい人が大勢いるので、どうしても要件が高くなるのです。

あとは現地の大学や大学院で教師の資格を取ることが必要になるケースも。行きたい国の事情をしっかりと調べて、準備を進めましょう。

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語学力、特に英語が話せると有利な理由

オンライン英会話で語学力、特に英語が話せる先生が人気なので、生徒さんを増やすには英語力はあったほうがいいでしょう。

このような世界情勢という理由もありますが、オンラインで日本語を教える働き方が注目されています。

現在は日本語学校で日本語を教えていても、スキルや経験を積んで、将来はオンラインで教えたいというニーズが高まっています。

世界中から日本語を学びたい人がアクセスするので、日本語の初心者が多く、どうしてもコミュニケーションをとるには英語が必要になります。

そのため、実際に日本語教師の忙しい合間をぬって英語も勉強している先生が多かった印象です。

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日本語教師に必要な英語力まとめ

今回のコラムでは、「【日本語教師の英語力】どのくらい英語は必要?海外で働くための語学力とは」をご紹介しました。

英語力があったほうがいいですが、日本の日本語学校の多くは直接法で教えているので必須ではありません。

ただ、海外で日本語を教えたい人やオンラインで教えたい場合は、語学力があったほうがいいのは当然でしょう。

なので、これから日本語教師になろうとしている方は、まず英語の心配は必要ありません。ただ、日本語教師になった後は英語の勉強を進めておくと、役立つでしょう。

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