海外で日本語教師の求人の見つけ方を知りたい人向けです。




近年、海外で生活をしてみたい人の仕事として日本語教師が注目されています。
日本人の特徴を活かした仕事である上、現地の語学力がそれほど必要とされないことが多いというメリットがあります。
ただ、海外で日本語教師の求人はどうやって見つければいいのかな?と疑問に思う人もおおいですよね。
そこで、今回は「【海外で日本語教師】求人は?見つけ方と応募する時の注意点」をご紹介します。
海外で日本語教師の求人情報の見つけ方


海外で日本語教師の求人を見つける主な方法は、以下の5つです。
- 日本語教師専門の求人サイトで探す
- 日本語教師向けの合同説明会に参加する
- 養成学校や派遣会社から紹介を受ける
- 日本語法趣向や個人塾にアプローチする
- JAIC(青年海外協力隊)に応募する
日本語教師専門の求人サイトで探す
日本語教師の求人を探す上で一般的なのが、専門の求人サイトで探す方法です。
まずは、日本語教師の海外求人を定期的にチェックするのが基本。
有名なサイトとしては、以下のとおりです。
あとは、普通に「日本語教師+国名+求人」などで検索する方法もありますね。
日本語教師向けの合同説明会に参加する
実は年数回、日本語教師向けの合同説明会が開催されていることがあります。よく電車の吊り広告で「○○○合同就職説明会!」というのを見かけることがあると思います。
求人を応募したい日本語学校などが集まって、合同で説明会を開く場合があります。実は、その場合には日本だけではなく、海外からの求人があります。
例えば、有名な合同説明会では「NIHON MURA×さんぽう」が主催していて、年に1~2回実施されているようです。最近はオンライン説明会になっているようなので、地方からでも参加しやすくなっていますね。
養成学校や派遣会社から紹介を受ける
日本語教師養成講座を学校によっては、海外の求人を紹介してもらえる場合もあります。直接、海外に日本語学校を経営していることもあるので、海外で働いてみたい人は講座を選ぶ際にも確認しておきましょう。
一般の養成講座や日本語学校を運営する学校が、提携校として現地に教師を派遣している場合があります。その他にも、日本語教師インターンシップ(基本的に無給)や現地の日本語教師アシスタントが出来ることも。
それ以外に、海外の現地でリクルートを手助けしてくれる会社が多数あります。他の業種も含めて扱っているので、日本語教師の職がそのときあるかどうかは不明ですが、
他の職種だとその国でいくらぐらいもらえるのか、といった下調べをするのにもいいかもしれません。
日本語補習校や個人塾にアプローチする
日本語を教えることができる職場として考えられるのが、日本語学校以外にも日本語補習校や個人の塾です。
特に、日本語補習校や個人の塾では未経験でも採用してもらえる可能性も。
但し、日本に帰国して日本語教師としての経験とはカウントされないこともあります。ただ、海外で日本語を教えたということは良いアピールポイントになりえます。
探し方は、ネットで検索するか、現地の無料情報誌にも掲載されていることがあります。
働いてみたい国・地域が決まっているのであれば、自分で検索して探しアンテナを張っておくのも大事でしょう。
青年海外協力隊の求人に応募する
ボランティア扱いにはなりますが、任務完了後には手当も支給され、生活費や交通費も負担してもらうことができます。
私の知り合いの先生は青年海外協力隊に合格し、トンガに派遣されました。希望する国・地域に派遣させるとは限りませんが、現地の学校によっては未経験でも派遣されることもあります。


現地国で応募するときのコツと注意点


海外では仕事を探す際には少しでも可能性があれば、どんどん履歴書を送ったり、直接持っていくことが普通です。
意外と求人が出ていなくても学校に履歴書を渡しておくというのも方法のひとつです。
採用されるかどうかは、その職場の状況によっても違うので、とりあえずアプローチすることが大切。
例えば、未経験でも人員が足りなければスキルがあれば採用されるということも。案外、そのようなものです。
ただ、海外での求人情報をそのまま鵜呑みにせず、必ず疑問点があれば解決するようにしましょう。
給与や待遇だけではなく、海外ではビザの発給サポートなどもそれに含まれます。
だますつもりはなくても、日本と海外では常識が異なることがあるので、より慎重に精査する必要があります。
海外で日本語教師を経験するメリット
日本語教師になる際に日本の学校で探すとなると、非常勤講師から始めるのが一般的です。
まったくの未経験で採用してもらうのは競合も多くハードルが高いと言えるでしょう。さらに、非常勤講師だけでは食べていけないことも少なくありません。
これが海外就職を目指すと、応募要件の敷居も低くなりますし、未経験者でも専任で採用されるケースが多いです。
そして、現地採用ぐらいのお給料、すなわち現地で生活していけるだけのお給料はもらえます。
もし、海外で日本語教師として経験をするだけでも実務経験として認められやすいですし、実績につながることも重要なポイント。
日本語教師の資格を得て日本で就職するよりも、一度海外で日本語教師として働いた後に、国内就職を目指すのも方法のひとつです。
海外で日本語教師の求人の見つけ方まとめ
今回のコラムでは「【海外で日本語教師】求人は?見つけ方と応募する時の注意点」をご紹介しました。
まずは、あらゆる可能性を考えて、公的機関や民間の派遣会社、現地での掲示板、学校からの紹介など、海外の求人情報を見つけることが大切です。
ただ、労働条件や給料、ビザ問題などいろいろな日本との違いがあるので、応募する際には注意が必要です。
最初は働ける国や学校が限られていても、まずは経験を積むことで大学や欧米圏にも挑戦できるようなスキルや職歴がついてくると思います。

