オンライン日本語教師が未経験や資格なしでも働けるかを知りたい人向けです。




オンラインで働く日本語教師は、これまで経験が豊富な先生は少ないと言われていましたが、競争が激しくなっていきそうな予感です。
しかも、日本語学校と違い、未経験や資格なしでも登録ができたりするプラットフォームがあり、誰でも日本語教師として畑るんじゃないの?と思われている人もいるでしょう。
ただ、本当に未経験や資格なしでもオンライン日本語教師はできるのでしょうか?
そこで、今回は「【未経験や資格なしでもOK?】オンライン日本語教師の働き方」をご紹介します。
資格なしでオンライン日本語教師は出来る?


結論は、未経験でも登録できるプラットフォームがあるので、オンライン日本語教師はできます。
なかには日本語のトークができればいいという学習者もいるので、ニーズは満たすことができるかもしれませんが、日本語を教えるという点とは異なります。
ただ、最近はオンライン日本語教師を始める先生が増え、「日本語教師の資格が必須」というプラットフォームが増えてきました。
そのため、まずは日本語教師の資格を取得した上で、オンライン日本語教師を目指しましょう。
日本語教師になるなら「日本語教育能力検定試験の合格」か「420時間の日本語教師養成講座の修了」が基本です。
それらの方法については、下記のコラムでお伝えしています。




では、資格は持っているけど、教えた経験がない日本語教師でもオンライン日本語教師になれるのでしょうか。
未経験でもオンライン日本語教師は出来る?


日本語教師のなかには日本語教育能力検定試験の合格だけで実際に日本語学校で教えた経験がない方もいると思います。
結論、日本語教師の資格を持っていればオンライン日本語教師はもちろんできます。
ただ、未経験では日本語を正しく教えるスキルは足りないので、競争が激しくなっているので、人気がなれば生き残っていけないでしょう。
そのため、まずは日本語学校で経験を積んだ上で、オンライン日本語教師を目指すのがおすすめです。
オンライン日本語教師のメリットとデメリット


未経験や資格なしでも働ける日本語教師のメリットとデメリットをまとてみました。
オンライン日本語教師のメリット
オンライン日本語教師のココはいいな、と思ったポイントは以下のとおりです。
- 働きたい曜日や時間を自分で選べる
- 授業の準備時間が少なくて済む
- 日本だけではなく海外でも働ける
- 職場の人間関係を気にしなくていい
- 休んでも代行をお願いする必要がない
- 自分でレッスンの単価を調整できる
働きたい曜日や時間を自分で選べる
働きたい曜日や時間を自分で調整することができるのが最大の魅力。
副業としても人気で土日だけレッスンをすることも可能です。
授業の準備時間が少なくて済む
マンツーマンレッスンなら、グループに教えるのに比べると、準備時間が短いでしょう
教えて欲しいニーズが明確な場合や家事などのスキマ時間も利用できるので効率的です。
日本だけではなく海外でも働ける
オンラインなら自宅で教えることができるので、日本に限らず海外を転々として教えることも可能です。
特に、日本語学校に通勤しなくてもいいので、交通費や移動の時間も必要ないのが魅力です。
職場の人間関係を気にしなくていい
日本語教師は若い人から年配の人まで幅広い先生がおられ、どうしても人間関係でギクシャクすることも。
マンツーマンなら人間関係が気にすることは少ないでしょう。
休んでも代行をお願いする必要がない
レッスンは休まないほうがいいですが、どうしも休む必要がある場合、学校なら他の先生に代行をお願いする必要があります。
オンラインなら代行をお願いしなくてもいいのが気持ちが楽でしょう。
教えたいレベルの生徒を選べる
オンラインは生徒が先生を選ぶので、気に入らなければリピートしないので、必然と教えたいレベルの生徒が集まりやすいのが特徴です。
指導経験が少ないレベルを教える必要が少なくなります。
自分でレッスンの単価を調整できる
日本語学校では生徒の数や経験によって単価が決まっていることが一般的です。
ただ、オンライン日本語教師なら自分で単価を上げることができます。
では、逆にデメリットはあるのでしょうか?
オンライン日本語教師のデメリット
オンライン日本語教師のココは悪いな、と思ったポイントは以下のとおりです。
- 給料や収入が安定しない
- 福利厚生が受けられない
- 時給は全員が高いわけではない
- 生徒に選ばれる必要がある
- 日本語教師同士の交流がない
- ネットワーク環境が重要になる
給料や収入が安定しない
レッスンが必ず入るわけではないので、事情で働けなくなると学校で働く場合と比べてサポートなどは受けられないでしょう。
福利厚生が受けれない
会社に所属しないので、非常勤なら変わりませんが、専任なら福利厚生が受けられないでしょう。
時給は高いわけではない
1コマ(50分)当たり約850~1,500円前後なので、時給に換算すると東京などで働く場合と比べると高いわけでありません。
時給は全員が高いわけではない
1コマ(50分)当たり約850~1,500円前後なので、時給に換算すると東京などで働く場合と比べると高いわけでありません。
学習した人に選ばれる必要がある
1対1なので、良い評価や悪い評価がダイレクトに反映しやすい実力主義です。
日本語教師同士の交流がない
英語のオンライン授業のように学校に行く必要がないので、日本語教師の先輩や同僚からの指導や情報共有が得られにくいででしょう。
ネットワーク環境が重要になる
オンラインなのでネットワーク環境が整っているかがとても重要です。ただ、一般的な環境があれば心配になる必要はないですね。
オンライン日本語教師のプラットホーム一覧
登録できる学習サイトは、主に以下のサイトです。
- italki(アイトーキ)
- cafetalk(カフェトーク)
- ジモティー
- ココナラ
それぞれ詳しくご紹介していきましょう。
italki(アイトーキ)
オンライン日本語教師のプラットフォームとして人気なのが、italki(アイトーキ)。
日本語に限らず、130以上の語学が学べることで海外では主流な学習サイト。学習したい人と講師をつなぐマッチングサービスです。
既に数百名を超える日本語教師が登録しています。最近では、YouTubeでオンライン日本語教師を目指そうといった動画をよく見かけるようになっています。
ただ、登録者数が増加したことから、登録に審査や講習会の参加が条件のように厳しくなっていますね。
>>> italki(アイトーキ)
cafetalk(カフェトーク)
カフェトークとは、語学に限らず、様々な習い事をマンツーマンで学べる学習サイトです。その習い事に外国語の学習があり、日本語が含まれています。
日本語のキーワードで検索すると、すでに数千のレッスンが出てきます。特に、ニーズに合わせた検索ができるので、試験対策講座やカジュアルに学びたいなど細かく設定が可能です。
もちろん、多言語で表示できるので、海外からのアクセスも可能です。
海外からのニーズは、日本語を真剣に学ぶというよりも興味があるレベルが多いので、意外と外国語でフォローできる人が好まれやすいでしょう。
ジモティー
地元の掲示板ジモティーは、その名の通り日本全国の各地域ごとの地元情報を掲載するサイトです。「売ります・買います・あげます」で利用されている人もいるのではないでしょうか。
このジモティーににも語学を教えるカテゴリーがあり、日本語教師として日本語を教える人から、カジュアルに会話相手として登録している人もいます。
日本に在住する日本語を学びたい人が対象になりますが、オンラインだけでなく、実際にカフェなどで会ってマンツーマン授業もできるのがオンラインとの大きな違いです。
>>>ジモティー
ココナラ
ココナラは、個人のスキルを売り買いすることができるサービスと人気です。500円からサービスを購入することもできるので、気軽に利用できます。
このココナラにも語学のカテゴリーがあり、日本語で検索すると「日本語を教えます」のタイトルが数多く見つかります。
特に、登録も無料で簡単にできるので、日本に在住している日本学習者にとっては利用しやすいでしょう。
>>>ココナラ
資格なし・未経験でオンライン日本語教師まとめ
今回のコラムでは、「【未経験でオンライン日本語教師】資格なしdeOK?メリットとデメリットから分かる働き方とは」をご紹介しました。
オンライン日本語教師は自由に働く時間や場所を選ぶことができるので、やってみたいと思っている人は多いと思います。
未経験でも資格があれば日本語教師として専門のサイトに登録ができるので、レッスンをすることはできるでしょう。
ただ、自分の成長を考えると、一度は日本語学校で経験を積んでからのほうが単価も上げやすくなるでしょう。
さらに、オンライン日本語教師のメリットとデメリットをまとめてみました。
- ○働きたい曜日や時間を自分で選べる
- ○授業の準備時間が少なくて済む
- ○日本だけではなく海外でも働ける
- ○職場の人間関係を気にしなくていい
- ○休んでも代行をお願いする必要がない
- ○自分でレッスンの単価を調整できる
- ×給料や収入が安定しない
- ×福利厚生が受けられない
- ×時給は全員が高いわけではない
- ×生徒に選ばれる必要がある
- ×日本語教師同士の交流がない
- ×ネットワーク環境が重要になる
オンライン日本語教師で登録して、副業としてもできるのでチャレンジしてみることは大切ですね。