日本語教師の基礎知識

【日本語教師の給料】やめたほうがいい?「食えない・つらい・大変」と言われる3つの理由とは

日本語教師の給料が安いなら、やめといたほうがいいか悩んでいる人向けです。

日本語教師の給料は安いから「やめといたほうがいい」とよく聞きますが本当ですか。ネットで調べてみると「食えない」「つらい」「大変」とか色々と書かれていますが。。。
はづき
はづき
やはり日本語教師の給料とか気になりますよね。

日本語教師の需要と共に求人数が年々高まっています。ただ、給料が高いかと言われると決して厚遇されているわけではありません

そのため、日本語教師の経験者からは「やめといたほうがいい」と言われることも。

給料が安くて生活が出来なくて辛いや大変と言われると心配になりますよね。

では、なぜ需要があるのに日本語教師の給料が高くならないのでしょうか?

今回は、「【日本語教師の給料】やめたほうがいい?「食えない・つらい・大変」と言われる3つの理由とは」をご紹介します。

やめたほうがいい?日本語教師の3つの問題点

日本語教師になるのはやめとくべき!という意見がありますが、その理由は主に以下の3つです。

  • 異文化を受け入れられない
  • 教えていてイライラしてしまう
  • 労働時間に比べて給料が低い

異文化を受け入れられない

どうしても異文化を受け入れられない人は向いていません。

生徒さんたちが遅刻をしてきたり、授業中に何かを飲んでいたりしても、その子たちが育った国のルールで悪気なくやっていることも多々あります。

そのような場合に学校のルールがあるなら、まずきちんと説明して怒らないことが大事だと思います。

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教えていてイライラしてしまう

生徒さんの年齢もバラツキがあります。特に年配の方はなかなか新しいことが覚えられません。

あとは暗記自体が苦手、という生徒さんも少なくありません。なので、日本語教師は根気よくつきあうことが必要とされます。

なかには労働条件の義務として通う生徒さんもいるので、やる気がない場合も。

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労働時間に比べて給料が低い

根本的な理由として、日本語を教わる生徒が十分な学費が払えないという業界ならではの事情があります。

それでも授業が毎日あればいいのですが、非常勤などになると1日に数コマや週に2~3回ということもあります。

時給は日本語を純粋に教える時間なので、そのための準備をしないといけないことを考えると時給が実際にはさらに低くなってしまいます。

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いくら?日本語教師の給料や年収の相場

学校の専任講師になれば、最初は大卒の初任給と同じくらいなのが一般的です。

日本で日本語教師として働く場合、専任の正社員なら月給で20万円以上(年収で約300万円)、非常勤で1コマ(45分)あたり単価は約1,200~1,800円です。

学校の規模や場所によって大きく違ってきますが、もし月給で20万円以上、1コマ1,200円以上なら、別に低くないんじゃないの?と思われるかもしれません。

では、なぜ日本語教師の給料や年収が低いと言われてしまうのでしょうか?

給料や年収が低いと言われる理由は、以下のとおりです。

  • 非常勤の日本語教師が多い
  • 授業準備に時間がかかる
  • 給料の伸び率が低い
  • 学費を高くできない
  • ボランティア感覚の人も

非常勤の日本語教師が多い

専任講師ならそこそこ給与が安定してもらえますが、多くの非常勤は生徒数によっても授業のコマ数が変わるので、不安になりがちです。

法務省の公示規定で専任を募集する日本語学校も増えてきていますが、やはり地方の小さい日本語学校など非常勤講師の割合が多くなります。

そうなると、非常勤講師が授業に入れなくて稼げない、といった発言が増えてくるのは仕方ないことでしょう。

授業準備に時間がかかるから

未経験や経験が浅い人がどうしても授業するための準備がどこまでやればいいか分からないので、完璧を目指して時間がかかるためです。

そういった方が多くなるにつれて、実労働時間に対して稼げないと言われることになります。

ただ、これが2~3年ぐらい経験を積むと、教案と呼ばれる教える手順書のストックが増えてくるので、準備の時間も少なくなってきます。

給料の伸び率が低いから

次の理由としては、初任給などは他の一般企業と同じぐらいもらえても、年代ごとに給料や年収の差が大きくなるためです。

例えば、30代や40代になって、周りの同年代の一般企業の社員と比べると低いと言われやすくなります。

特に、日本語教師は新卒よりも社会人経験者が多いので、過去の給料と比較してしまうことが多いのも理由です。

学費を高くできないから

働く日本語学校にもよりますが、生徒さんが東南アジアから来ているので学費を高くすることができないのです。

そのため、日本語教師の給料や非常勤講師の時給も低めとなってしまいます。

さらに授業の準備や生徒さんたちの生活指導みたいなこともやったり、先生たちのシフトも組んだりと、より多くの業務をこなすことも求められてきます。

だから、なんだか割りに合わないよなぁ、というのが実情を知った本音です。

ボランティア感覚の人もいるから

実は、給料や待遇があまり改善されないのは、日本語教師をボランティアの延長でやっていらっしゃる方も多いのも理由のひとつです。

そのため、旦那さんがいらっしゃったり、年金をもらえていたりと経済的には困っていない方たちなわけです。

だから、独身で1人で生活費も稼がないといけない!といった割と若い先生たちには、普通の日本語学校で教えると、仕事量に対して待遇はあまり期待できないことになります。

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海外で働くなら?日本語教師の給料や待遇

海外の大学などで教える求人も多いですが、これもいわゆる「現地就職扱い」となり、給料は他の日本人の求人に対して低めとなっています。

これも経験を積むためだ!と割り切れればいいですが、いざ日本に年に一度は帰国しようと思うと、渡航費も貯金できない、なんてことにもなりかねません。

ただ、中国の大学で教えている日本語教師の先生は、住居(2LDKの大学の敷地内の寮)代+光熱費+ネット代は学校もちで、計2ヶ月分、年に2回ボーナスが出ていたそうです。

国・地域によっての違いや、日本の大企業で法人案件になると海外でも給料が高めになることもありますね。

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日本語教師の給料を高くするなら?

日本語教師の給料や年収が低いままだとモチベーションが上がらないので、高くする方法はあるのでしょうか?

  • 1.大学のポストを狙う
  • 2.企業の出張授業を受け持つ
  • 3.マンツーマンのオンライン授業

1.大学のポストを狙う

最終的にオススメするのは、大学のポストを狙うことかなと思います。これだと、だいぶ生活も安定してきて、やっと安定した仕事に就けたかなという感じになるかと思います。

これは多くの人々が狙っているので、人脈をフルに使う必要が出てきます。公募にすると、すごい数の人が応募してきてしまうので、大学側も教授の推薦みたいな人を取ることが多いからです。

2.企業の出張授業を受け持つ

企業の出張授業を受け持つと、これも給料や待遇が安定します

私の知っている範囲だと、日本企業のラグビーチームの外国人に教えるとか、フィリピンからきたIT関連の仕事をしている研修生を教える仕事がありました。

これもちょっと注意が必要で学校を通してではなく、個人で仕事を取るほうがいいでしょう。結局、日本語教師の方に入ってくるのが少なく、学校側が多くの取り分を得ていることもあるからです。

日頃からニーズがありそうな情報を得られるように日本語教師のネットワークを築くか、Twitterなどで求人を探しているのも方法のひとつです。

3.マンツーマンのオンライン授業

マンツーマンのオンライン日本語教師なら働く時間に自由がきき、最近は需要と共に時給も高めになっています。

準備時間も少なくて済み、割と高い料金を払える層に教えられるオンライン日本語教師というのは、これから伸びていく分野だと思われます。

ただ、教えるスキル以外にも生徒を獲得するマーケティングも必要なので、向き不向きがあるでしょう。

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日本語教師はやめとけ!と言われる理由まとめ

今回のコラムでは、「【日本語教師の給料】やめたほうがいい?「食えない・つらい・大変」と言われる3つの理由とは」をご紹介しました。

5つの理由のまとめは、以下のとおりです。

給料が安いと言われる5つの理由
  • 非常勤の日本語教師が多い
  • 授業準備に時間がかかる
  • 給料の伸び率が低い
  • 学費を高くできない
  • ボランティア感覚の人も

日本語教師ははっきり言って給料が上がるステップが分かりにくく、実際に上がりにくいというのが個人的な感想です。

ただ、給料だけではない「やりがい」があるのも事実なので、それを分かった上で働くか、給料や年収を上げる努力をするかです。

そのためには非常勤より専任、専任より教務主任、教務主任より校長といった階層を経るか、大学やフリーランスとして働くことが現実的。

なので、キャリアアップを含めて、今の現状と将来の計画を考えておくことが若い日本語教師には求められているでしょう。

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