法務省告示校と文化庁届出受理の関係を知りたい人向けです。




日本語教師が気になっている人のなかには、法務省告示校とか文化庁届出受理の意味がよく分からない人もいるでしょう。
なぜ、420時間日本語教師養成講座を選ぶなら、どこでもいいわけではないのでしょうか。
そこで、今回は「【法務省告示校と文化庁届出受理】日本語教員養成研修実施機関一覧」をご紹介します。
日本語教師と法務省告示校の関係とは
法務省告示校とは、「出入国管理及び難民認定法第七条第一項第二号の基準を定める省令の留学の在留資格に係る基準の規定に基づき日本語教育機関等を定める件」で定められた教育機関です。
簡単に言うと、海外からの留学生が日本語を学ぶことを認められた教育機関です。
なので、多くの日本語学校では専任講師の数などの条件をクリアして、海外からの留学生を受けていることになります。
令和元年12月の調査では、法務省告示の日本語教育機関数は774機関となっています(外務省HPより)。
では、文化庁届出受理とは何を意味しているのでしょうか?
日本語教師と文化庁届出受理の関係とは
2017年8月から、その法務省告示校で教えるためには文化庁に届出受理された420単位時間以上の日本語教師養成講座を修了する必要とされました。
その講座のカリキュラムは同じですが、各機関や団体によって理論科目の学習方法や教育実習の指導方法などが違っています。
そのため、養成講座を選ぶ上で法務省告示校で働くことができる文化庁届出受理された学校を選ぶことがポイントとなります。
では、実際に文化庁届出受理された学校はどこにあるのでしょうか?
日本語教員養成研修実施機関・団体一覧
文化庁国語課に届出を行い、受理されている日本語教師養成研修実施機関・団体は以下の通りです。募集休止中は除いています(令和3年3月31日現在)。
また、大学・大学院の日本語教師養成課程講座は含まれていないので、ご注意ください。そちらを知りたい方は、コチラをご確認ください。
北海道
- IAYインターナショナルアカデミー:通学
- 札幌国際日本語学院:通学
- ヒューマンアカデミー株式会社札幌校:通学・通信
宮城県
- 仙台ランゲージスクール:通学
- ヒューマンアカデミー株式会社仙台校:通学・通信
福島県
- インターカルト日本語学校日本語教員養成研究所:通学・通信
栃木県
- ヒューマンアカデミー株式会社宇都宮校:通学・通信
群馬県
埼玉県
- 志木サテライトオフィス・ビジネスセンター:通学(職業訓練)
- ヒューマンアカデミー株式会社大宮校:通学・通信
千葉県
- 学校法人朝日学園 明生情報ビジネス専門学校:通学(職業訓練)
- SMI言語教育学院:通学
- 東京JLA外国語学校本校:通学
- 学校法人瀧澤学園千葉モードビジネス専門学校:通学
- ヒューマンアカデミー株式会社千葉校:通学・通信
- ヒューマンアカデミー株式会社柏校:通学・通信
東京都
- 千駄ヶ谷日本語教育研究所(高田馬場校):通学
- アークアカデミー:通学
- インターカルト日本語学校日本語教員養成研究所:通学
- 大原出版株式会社 大原言語教育センター:通学・通信
- 株式会社国際開発 赤門会言語教育研究所:通学
- 学校法人KCP学園 KCP地球市民日本語学校:通学・通信
- KEC日本語学院(新宿校):通学・通信
- 京進ランゲージアカデミー 新宿校:通学・通信
- 学校法人香川学園 メロス言語学院:通学
- アルファ国際学院(東京校):通信
- 東京中央日本語学院:通信
- 学校法人朝日学園 東京明生日本語学院:通信
- ニューヨークアカデミー
(東京代々木校):通学 - 学校法人文化学園 文化外国語専門学校:通学
- 公益財団法人アジア・アフリカ文化財団 専門学校アジア・アフリカ語学院:通学
- 学校法人滋慶学園 東洋言語学院:通学
- ヒューマンアカデミー株式会社銀座校:通学・通信
- ヒューマンアカデミー株式会社新宿校:通学・通信
- ヒューマンアカデミー株式会社立川校:通学・通信
- 学校法人江副学園 新宿日本語学校:通学・通信
- 中央出版株式会社 日本東京国際学院 :通学
- アカデミー・オブ・ランゲージ・アーツ:通学
- 東京中央日本語学院:通信
- 学校法人朝日学園 東京明生日本語学院:通学
- 東京日本語センター:通学
- フジ国際交流センター:通学
- 株式会社日本教育クリエイト三幸日本語教師養成カレッジ:通学
- アルファ国際学院(赤坂紀尾井校):通信
- アークアカデミー:通信
- ECC 外語学院 新宿本校:通学
- アジアチャレンジ(早稲田文化館):通学
- 学校法人NIPPON ACADEMY:通学
- 一般財団法人国際生涯学習研究財団(東京校):通学
- 鹿島日本語教師養成センター:通学
- 千駄ヶ谷日本語教育研究所(高田馬場校):通信
- 行知学園株式会社:通学
- インターカルト日本語学校 日本語教員養成研究所:通信
- アジアチャレンジ(早稲田文化館):通信
神奈川県
- 千駄ヶ谷日本語教育研究所(横浜校):通学・通信
- アルファ国際学院(横浜校):通学・通信
- ヒューマンアカデミー株式会社横浜校:通学・通信
- ニューヨークアカデミー(横浜校):通学
新潟県
- ヒューマンアカデミー株式会社新潟校:通学・通信
石川県
長野県
- 丸の内ビジネス専門学校:通学
静岡県
- ニューヨークアカデミー(横浜校):通学
- ヒューマンアカデミー株式会社静岡駅前校:通学・通信
- ヒューマンアカデミー株式会社浜松校:通学・通信
愛知県
- ECC日本語学院名古屋校:通学
- 公益財団法人名古屋YWCA:通学
- 学校法人服部学園YAMASA言語文化学院:通学
- アルファ国際学院(名古屋校) :通信
- 一般財団法人国際生涯学習研究財団(名古屋校):通学
- ヒューマンアカデミー株式会社名古屋駅前校:通学・通信
京都府
- KEC日本語学院(京都校):通学
- 京都民際日本語学校:通学
- アークアカデミー(ARC京都日本語学校):通信
- アルファ国際学院(名古屋校) :通信
- 京進ランゲージアカデミー 京都校:通学
- ヒューマンアカデミー株式会社京都校:通学・通信
大阪府
- KEC日本語学院(梅田本校,なんば校,枚方本校):通学
- 学校法人清風明育社 清風情報工科学院:通学
- 公益財団法人大阪YWCA:通学
- ファースト・スタディ日本語学校大阪本校:通学
- 一般財団法人国際生涯学習研究財団:通学
- ヒューマンアカデミー株式会社大阪梅田校:通学・通信
- ヒューマンアカデミー株式会社天王寺校:通学・通信
- ヒューマンアカデミー株式会社大阪心斎橋校:通学・通信
- 国際交流センター:通学
- アルファ国際学院(大阪校):通信
- アークアカデミー(ARC大阪日本語学校):通信
- 東京中央日本語学院(大阪校):通信
- ECC 外語学院 阪急グランドビル梅田校:通学
- えびす日本語教師養成研究センター :通学
兵庫県
- KEC日本語学院(神戸校):通学
- 一般財団法人アジア国際交流奨学財団:通学
- ECC 外語学院三宮校:通学
- ヒューマンアカデミー株式会社三宮校:通学・通信
奈良県
- ヒューマンアカデミー株式会社奈良西大寺校:通学・通信
和歌山県
- ヒューマンアカデミー株式会社和歌山校:通学・通信
岡山県
- 学校法人アジアの風 岡山外語学院:通学・通信
- ヒューマンアカデミー株式会社岡山校:通学・通信
広島県
- 穴吹カレッジキャリアアップスクール福山校:通学
- 広島国際医療福祉専門学校:通学
- ヒューマンアカデミー株式会社広島校:通学・通信
山口県
香川県
- 株式会社穴吹カレッジサービス :通学
- ヒューマンアカデミー株式会社高松校:通学・通信
福岡県
- 株式会社福岡日本語学校:通学
- ニューヨークアカデミー(博多校,小倉校,大橋校):通学
- 語学の教え方研究所 FUKUOKAふぁん:通学
- 学校法人宮田学園 西日本国際教育学院:通学
- 東蘭日本語教師養成校:通学・通信
- アルファ国際学院(福岡校):通信
- インターカルト日本語学校日本語教員養成研究所(久留米サテライト):通学・通信
- ヒューマンアカデミー株式会社福岡校:通学・通信
- ヒューマンアカデミー株式会社北九州小倉校:通学・通信
佐賀県
- 株式会社コウドウインターナショナル:通学
- ヒューマンアカデミー株式会社佐賀校:通学・通信
熊本県
- ワシントン外語学院:通学
- ニューヨークアカデミー(熊本校):通学
- 専門学校 湖東カレッジ:通学
- ヒューマンアカデミー株式会社熊本校:通学・通信
宮崎県
- 宮崎大学国際連携センター:通学
鹿児島県
- ヒューマンアカデミー株式会社鹿児島校:通学・通信
沖縄県
出典:文化庁国語課への届出を受理された日本語教師養成研修実施機関・団体|文化庁
法務省告示校と文化庁届出受理の関係まとめ
今回のコラムでは「【法務省告示校と文化庁届出受理】日本語教員養成研修実施機関一覧」をご紹介しました。
420時間日本語教師養成講座を受講するなら文化庁届出受理済みの学校を選ぶのが基本です。
その理由は、留学生を受け入れて日本語を教えるためには、法務省告示校で働くために必要な条件だからです。
ただ、すべての都道府県に届出受理済みの学校があるわけではないので、県によって簡単に受講ができないことも。
講座を選ぶ際には、費用だけではなく、通学できるのかをよく考えましょう。