日本語教師の基礎知識

【専任と非常勤の違い】何が違う?日本語教師を目指すなら知っておきたい相違点とは

専任と非常勤の勤務スタイルの違いを知りたい人向けです。

日本語教師を目指していますが、日本語学校では専任と非常勤が勤務があるらしいけど、正社員と派遣社員の関係なのでしょうか。2つの違いを知りたいです。
はづき
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専任なら安定しているイメージがありますよね。実際はどうなのかを紹介していきますね。

多くの日本学校では呼び方が異なることがありますが、経営者と専任講師(教務主任)・非常勤講師などの職員構成で成り立っています。

では、専任講師と非常勤講師はどちらがいいのでしょうか?となると、やはり安定しているイメージのある専任講師と思われますよね。

確かに給料や福利厚生を考えると専任講師なのですが、非常勤講師と何が違うの?となると、これから日本語教師になろうとする人はわからないことが多いでしょう。

そこで、今回は「【専任と非常勤の違い】何が違う?日本語教師を目指すなら知っておきたい相違点とは」をご紹介します。

非常勤講師の日本語教師とは

非常勤講師とは、いわゆる一般企業の派遣社員扱いです。学校から週に何日来て、このコマの授業をお願いします、といったように割り振られます。

ただ、非常勤なので学校によってはコマとコマの間が時間が空くことも。しかも、1日すべてのコマ数を教えられるとは限りません。

そういう意味でも、不安定と言われますし、学校経営が悪くなれば非常勤講師から辞めさせられるのも一般企業と同じですね。

逆に、非常勤の場合は空いた時間を自由に使えるメリットもあるので、パートやアルバイト感覚で講師をされている人もいます。

では、専任講師とはどのような仕事内容なのでしょうか?

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専任講師の日本語教師とは

専任講師とは、いわゆる一般企業の正社員扱いです。非常勤と比べると、給料や保険の面でも安定しているのが想像できますよね。

多くの非常勤講師は専任講師を目指すことを目標にしていますが、なかは「配偶者の扶養範囲で働きたい」「自分のペースで働きたい」といった方もいらっしゃいます。

実は、専任講師は日本語を教える仕事以外にも、「日本語を教えない仕事」が数多くあります。

例えば、「カリキュラムの作成」「生徒募集の作業」「校内模試の作成・準備」「宿題の作成」など数多くあります。

これが小さい日本語学校だと専任の仕事の役割が増えることになります。

仮に日本語を教える仕事が3割だとすると、それ以外の仕事が7割といった感じです。だからといって、授業もおろそかにできないので、ワークバランスが保てるかも重要な資質です。

授業が真剣になればなるほど時間やストレスを抱えてしまうことがあるので、どこかで線引きをしなければいけないこともあるでしょう。

専任としての喜びはもちろんありますが、そういった苦労も多いことは理解しておかないといけませんね。

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専任講師と非常勤講師の大きな違い

専任と非常勤の大きな違いは「給料と福利厚生」、そして「日本語を教える以外の仕事量」です。

給料と福利厚生の違い

給料や福利厚生については、専任は正社員扱いになることが多いので、月給制で手当などの福利厚生もあるので安定するでしょう。

ただ、専任なら月給で約20万円ぐらいから始まり、経験や役職によっても異なりますが、約25~30万円前後の方が多いと聞いています。

一方、非常勤は勤務のコマ数が不安定で、掛け持ちや他のアルバイトをしながら教えている人もいます。福利厚生もつかないことが多いでしょう。

非常勤の場合は、東京では1コマ(45分)約1,700~1,800円が相場です。コマ数によりますが、稼げないわけではないですが、バラつきがあるので不安定ですね。

日本語を教える以外の仕事量

非常勤講師から専任講師になった方がよくおっしゃるのは、「日本語を教えたくて教師になったのに。。。」と思うこと。

意外と専任になったのに、仕事がつまらなくなって辞めてしまう。。。といった話を聞きます。

ならなら、上記のように授業だけではなく、授業以外の仕事が半分以上を占めるからです。

実は、その上記の理由以外にも、専任講師は中間管理職の役割もあるからというのも大きな原因のひとつ。

それは、専任が必ずしも管理職ではないのに、経営者や管理職、非常勤講師の板挟みになってしまうことです。

そうなると、非常勤講師からのクレーム対応や職場改善も仕事の中に入ってくること多いでしょう。日本語学校といっても小規模の学校が多く、そういった役割が専任にも任される傾向があります。

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結局、どちらが働きやすい?

どちらが働きやすいかは、ご自身の経済状況を考えて選択することになると思いますが、意外と「専任だから給料や福利厚生が安定する」ということだけではありません

もし教える仕事だけをしたいのであれば、非常勤講師の道を選ぶのも方法のひとつです。

さらに、専任として働きたい方でも初めのうちは非常勤として経験をつむ方がいいでしょう。

注意したいのが、人材が足りないから非常勤講師から専任講師にすぐになってしまうこと。自分の教えるスキルや経験を上げるのであれば、事務作業は必要ありません。

もし転職をすることを考えれば専任の仕事をした経験もありますが、専任が非常勤よりも教える技術が低いままだとそれも問題になりますね。

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専任講師と非常勤講師の違いまとめ

今回のコラムでは、「【専任と非常勤の違い】何が違う?日本語教師を目指すなら知っておきたい相違点とは」をご紹介しました。

専任と非常勤の関係は、一般企業でいう正社員と派遣社員の関係です。それだけをみると、正社員ある専任講師のほうが給料が安定するので良いイメージがあるでしょう。

ただ、日本語学校といっても規模が小さい学校も多いので、日本語を教えることよりも事務作業が増える傾向にあります。

そのため、日本語を教える喜びをモチベーションにやってきた方がギャップを覚えることも。

専任講師を目指す人が多いと思いますが、そういった苦労があることを知ったうえで本当に専任講師をキャリアプランに入れるのかも含めて考えてみましょう。

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