【日本語教師の面接】何を聞かれる?よくある質問と模擬授業

日本語教師 面接

日本語教師の面接で聞かれることや模擬授業について知りたい人向けです

日本語学校では、日本語教師の面接で何を聞かれるのでしょうか。模擬授業もあるらしいけど、どのような準備が必要か知りたいです。

日本語学校の面接で気になるのが、未経験者は何を聞かれるのか

一般的な企業への転職であれば予想される質問が想像しやすいですが、先生と呼ばれる職業では何を聞かれるのでしょうか。

しかも、面接後には模擬授業が行われるので、こちらもどうすればいいのか悩んでしまいますよね。

そこで、このコラムでは日本語教師の面接で聞かれる内容と模擬授業について紹介します。

なお、面接の模擬授業が心配な方は、コチラへどうぞ。

このコラムの著者
はづき

日本語教師

プロフィール

「420時間の日本語教師養成講座」を終了して、英語を話す人に教える日本語教師として働いていました。

ニュージーランドにも在住していたこともあり、日本語の楽しさ・素晴らしさを実感しました。

このサイトでは、日本語教師を目指している方向けに役立つような情報をお伝えしています。

さらに詳しいプロフィールは、コチラへ。

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目次

未経験の日本語教師の面接で聞かれる事

日本語教師の面接で聞かるポイントは、主に以下のとおりです。ただし、自己紹介や志望動機は当たり前なので、それらは除いてご紹介しますね。

  1. 未経験で教師が出来るのか?
  2. 厳しく教えることができますか?
  3. どのような先生になりたいのか?

1.未経験で教師が出来るのか?

多くの420時間養成講座の修了や試験の合格者は、模擬授業をすることはあっても職歴ではありません。

もちろん出来ます!と答えますが、できる根拠を準備しておくことが大切です。

考えてみれば今はベテランの先生方も、みんな未経験からのスタートなので、臆することはありません。

2.厳しく教えることができますか?

日本語学校の多くは日本の大学合格を目指す生徒たちを募集しますので、年齢も若いです。なめられてしまうと、授業を聞かなくなって寝てばかりということも。

場合によっては、厳しく教えることができることも日本語教師の役割のひとつです。

3.どのような先生になりたいのか?

実は、日本語教師には日本語を教えるだけではなく「日本語教師養成講座の講師」や「テスト作成をする講師」など、意外と色々な職種があります。

日本語教師と日本語を教えるのは当たり前。ただ、日本語教師として自分なりのキャリアプランを持って面接に臨んでおきましょう。

日本語教師の面接で準備しておくこと

日本語教師の面接で準備しておくことは、求人内容をよく確認することです。

当たり前のように思われがちですが、事前に企業研究(日本語学校の特徴など)や質問内容を考えるのにも役立ちます。

逆をいえば、これぐらいしか準備ができないのも事実です。

  • 雇用形態と雇用期間
  • 1コマの単価と授業コマ数
  • 使用する教材や授業スタイル
  • 学習者の国籍などの構成

雇用形態と雇用期間

雇用形態としては、主に専任講師か非常勤講師の2つ。

非常勤講師なら契約期間が決まっていることもあるので、専任講師になれる可能性も確認しておきましょう。

1コマの単価と授業コマ数

日本語学校によって、1コマ45分や90分などそれぞれ。一般的には1コマ45分が多いので、1コマあたりの単価が重要です。

さらに、週に何日、1日何コマ授業するかは要チェックです。

使用する教材や授業スタイル

学校によって使用するテキストは違うことがあるので、見たことがない教材を使うことも。

さらに、最近はオンライン授業も実施する学校が多いので、授業スタイルも確認しておきましょう。

学習者の国籍などの構成

日本語学校では技能実習生だけと思われがちですが、実はビジネスマン、日本在住者など様々。

学習者の対象のが広いと経験も積め、集客しやすいので経営が安定しやすいという側面もあります。

最大のポイントは「模擬授業の通過」

書類選考や面接を通過すると、やってくるのが模擬授業。

これが一般の企業との大きな違いで、1人15分~20分で講師を生徒に見立てて授業を行います。

模擬授業で見られているポイントを面接官をされた経験がある先生に聞いてみました。

ポイントは、以下の3つです。

  1. 模擬授業のための準備力
  2. 教えるスキルや表現力
  3. 臨機応変な対応力

模擬授業のための準備力

内容も胎児ですが、どれだけ模擬授業のために努力しているかを見られています。教案作りなどの準備に取り組む姿勢を重視してされていました。

教えるスキルや表現力

話し方はもちろん、声のトーン、テンポ、板書の使い方、学生を見て話しているかなど。意外と、授業に面白み(個性)があるかどうかもポイント。

あとは、それまでに習ったシンプルな日本語で教えられるかというのも直説法では大事なポイントですが、間接法では相手の母国語で教えられるので、そんなに神経質にならなくてもいいと思います。

臨機応変な対応力

授業中は学生からの質問やトラブルが起こることがあるので、その対応力をみているそうです。なかにはワザと困らせる生徒役の先生もいるそうです。

その面接官の経験がある先生によると、模擬授業が終わった後に「今の授業は自分で何点だったと思うか?」「なぜ、その点数だと思うか?」「あと何が足りないと思うか?」などを聞くそうです。気が抜けませんね。

特に、養成講座を受講せずに試験の合格だけを目指している人は経験が不足がち。模擬授業だけの講座もあるので、受講を検討してもいいですね。

これで模擬授業が重要なのはわかった。じゃあ、どのように練習すればいいの?と迷ったら、費用の安いココナラのサービスがおすすめです。

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日本語教師になる資格を取得するには?

実は、日本語教師として働くために資格は必要ありません。ただ、多くの求人情報では資格の取得が条件になっています。

実際に日本語を教える資格を得るためには、以下の3つの方法があります。

  1. 大学や大学院で日本語課程の修了
  2. 420時間日本語教師養成講座の修了
  3. 日本語教育能力検定試験の合格

1.大学や大学院で日本語課程の修了

大学や大学院で日本語教育の課程を修了する方法です。特に、公示校と呼ばれる日本語学校で日本語教師として働くには四大卒が必要です。

もし、四大卒の資格を持たれていない方や日本語を基礎から学問として学びたい方向けですね。

ただ、40代から大学や大学院に入りなおすのは簡単ではないかもしれません。

2.日本語教師養成講座を修了

四大卒あれば、420時間の日本語教師養成講座を修了するのが王道です。模擬授業もたくさんあるので、教育経験がない方でも実践を積むことができます。

ただ、費用が受講料として約50万円以上はかかる上に、最低でも6ヶ月ぐらいはかかるのが難点です。

なお、どの講座がいいかは、別コラムのおすすめの費用の安い日本語教師養成講座も参考にしてください。

3.日本語教育能力検定試験の合格

日本語教育能力検定試験の合格は、費用が養成講座と比べると安く、独学でも受験できるのが魅力です。

ただ、合格率が約26~30%と民間レベルの試験としては難しい上に、年に1回しか受験できません。

どの試験対策講座がいいかは、別コラムのおすすめの日本語能力検定試験の対策講座をどうぞ。

さらに、まとめて講座を比較するなら、日本語教師になるための講座を利用してみましょう。

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日本語教師の面接で聞かれる事まとめ

今回のコラムでは「【日本語教師の面接】何を聞かれる?よくある質問と模擬授業」をご紹介しました。

日本語学校によって募集条件や面接で聞かれることは様々ですが、一般的な企業に就職することとほぼ同じなので安心してください。

後は、模擬授業をどのように乗り越えるかですが、これは一人では良し悪しがわかりにくいので、学校に通学しているなら講師に聞いておきましょう。

なお、これから日本語教師の求人に応募しようと考えている方は、履歴書の書き方のコラムも参考にしてくださいね。

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