【中国で日本語教師】大学で働く給料や待遇は?聞いてみた!

海外で日本語教師をされている人の実情を知りたい人向けです。

今回は、特別に中国の大学で教えていらっしゃった先生へのインタビューをお届けしたいと思います。

インタビューさせていただいた先生は日本でも日本語教師をされており、10年ほど前に非常勤講師をしていた時は90分3,800円程で教えられていたそうです。

それから、経験を活かして10年前に中国に移住されて、大学の先生としてご活躍されていました。

では、中国の大学で日本語教師をすると給与や待遇がどうなのでしょうか?根ほり葉ほり聞いてきました。

そこで、今回は「【中国で日本語教師】大学で働く給料や待遇は?聞いてみた!」をご紹介します。

目次

なぜ中国で日本語教師をされたのですか?

S先生
日本の大学では日本語を専攻したのですが、教授から中国の大学を紹介されました。
はづき
海外で働くことに悩みはなかったですか?
S先生
まさか中国で働けることになるとは思っていなかったので、良い機会だと前向きに考えました。
はづき
先生は紹介で海外の大学をされていますが、直接応募することはできますか?
S先生
公募している場合もあるので、直接、応募することもできるようです。ただ、中国の方も日本語先生として働けるので、語学ができるかは今なら関係してくると思いますよ。
はづき
日本でも大学などは紹介が大切だと言われていますよね。では、みなさんが気になっている給与や待遇についてお聞きしたいと思います。

中国の大学での給与はどうでしたか?

S先生
中国の青島の大学では30名×3クラスで週6コマ(90分)を受け持っていました。
S先生
数年前で最初の月収は3600元(日本円で約38,000円程)でした。中国とはいえ、高くはなかったと思います。
はづき
ボーナスはどうでしたか?海外だとボーナスはつかないイメージなのですが。
S先生
年に2回ボーナスが出ていました。おおよそ2ヶ月分です。
S先生
ただ、中国で生活するには十分でした。実は、給与以外にも待遇がよかったです。
はづき
ボーナスは嬉しいですよね。では、次に待遇についてお聞きしますね。

中国の大学での待遇はどうでしたか?

S先生
月収は高くなかったのですが、2LDKの大学の敷地内の寮代や光熱費、ネット代などは学校もちでした。
S先生
物価も安いので、生活には困らなかったですね。ただ、貯金ができないのはネックでした。
はづき
結構、福利厚生がしっかりとしていますね。
S先生
さらに、それに年に1回の社員旅行?みたいなのもありました。それに日本への一時帰国のために航空券は年に1回だけ支給されます
はづき
海外で働く場合は、こういった航空券の待遇があるかどうかも大切ですね。
S先生
最近、中国の求人を見てみたところ、募集も多くはありませんが平均で月収7500元ぐらいだったので、びっくりしました。数年前と比べると給料が上がっているようですね。
はづき
貴重なお話を聞かせていただいて、ありがとうございました。

中国の日本語学校での授業はどうでしたか?

S先生
非常勤として色々な学校で教えていましたが、だいたい1コマは50~60分で、4~5人の少人数のクラスもあれば、10人程度のクラスもありました。
S先生
基礎(ひらがな、カタカナもわからない)の場合、中国人講師が教えることが多かったです。
S先生
もし、私が中国語を話せるなら担当させてもらえたかもしれませんが、初級から中級ぐらいまでの学生さんが中心でした。
はづき
海外だからと言って必ずしも現地の言語が必須というわけではないんですね。
S先生
はい。日本語を日本語で教える学校だったので、それほど中国語は必要ありませんでした。
はづき
どのような理由で生徒さんは学ばれているのでしょうか?
S先生
若い学生だと日本語を学び始める人は、きっかけが日本のアニメなどの文化が好きだから、ということが多いように感じました。
S先生
成人してから学ぶ人は、主に仕事上必要(会社が日系企業、もしくは取引先が日本企業)か、日本に旅行に行ったときに話せるようになりたいからが多かったです。
はづき
日本の場合は留学生や居住している人が多いので、少し違いますね。

1コマの時間数は同じぐらいですが、学びたい理由が日本と比べると少し違いがありそうです。

先生は大学で教える以前は中国の日本語学校でも教えていた経験があります。次は、日本語学校での給与などを聞いてみました。

中国の日本語学校での給与はどうでしたか?

S先生
日本語学校に登録して働く場合、非常勤で1コマ60~100元くらいが多かったです。非常勤の場合は交通費込みの給料です。
はづき
日本円で1,000~1,700円ですね。意外と日本で非常勤として働く場合と同じぐらいかもしれません。
S先生
確かに日本で教える場合と比べると少し低いかもしれませんが、食費や住宅費などの生活費が安いので、コマ数さえ入れれば生活は全く問題なかったです。常勤なら2,000円以上になるみたいですが。
はづき
海外では日本と物価が違うので、簡単には比較できないですね。
S先生
教育に熱心な国なので、親が子供に小さいうちから日本語を習わせたい、というニーズも多いですね。特に大学入試の際、英語が苦手な子が日本語を選択できるようにもなった影響も大きいです。
S先生
さらに、都会に住んでいる裕福な方も多いので、プライベートレッスンなら給料がさらに多くなりますよ。
S先生
プライベートレッスンなら1.5~2時間で300~400元ぐらいです。例えるなら、英語をネイティブが教えるぐらいはもらえるじゃないでしょうか。
はづき
5,000円ですか!?日本では、よほどの先生ではないともらえないレベルですね。

中国では日本と比べると給料は同じか、少し安いぐらいですが、生活費が安いのでしょう。さらに、プライベートレッスンの単価が高いのは中国ならではかもしれません。

中国で働く場合の注意点はありますか?

S先生
日本語学校といっても、学校に日本人の教師がいるかどうかによって働く環境が違います。
S先生
スタッフに中国人しかいない学校の日本語講座をしたときは、よく言えばおおらか、悪く言えばルーズでした。
はづき
日本人がいない日本語学校もあるんですね。
S先生
他にも中国の夏休み(7-8月の2ヶ月間)は多くの学生が休みなので、授業が増え、春節~春節後一か月程度は授業が大幅に減ります。
S先生
大学で教えるならそれなりの給料も出ますが、普通の日本語学校だと働くことができないので、生活費は気を付ける必要がありますね。
はづき
現地の祝日などを把握しておいたほうがよさそうですね。

海外では日本と祝日の期間や考え方が違うので、学生が少なくなる時期を事前に把握しておいたほうがいいでしょう。

中国で働く日本語教師にインタビューまとめ

今回のコラムでは「【中国で日本語教師】大学で働く給料や待遇は?聞いてみた!」をご紹介しました。

海外の大学で日本語教師として働けるようになるとスキルも認められた証拠なので、目指す人も多いでしょう。

ただ、経験だけではなく、人脈による紹介やコネも必要になるので運も必要です。

ただ、待っているだけでは難しいので、自分からアピールや行動を起こす準備をしておきましょう。

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