【徹底比較】日本語教師養成講座VS日本語教育能力検定試験

日本語教師養成講座と日本語教育能力検定試験の比較

日本語教師養成講座か日本語教育能力検定試験はどちらがいいか知りたい人向けです。

日本語教師になるには、養成講座と検定試験を受けるのとでは、どちらがいいのでしょうか。

一般社会人が日本語教師になるための方法は、養成講座の修了か検定試験の合格。

ただ、養成講座は最低でも420時間かかるし、費用が高い。検定試験の合格は費用が安くても合格率が低い。

こういった理由からどちらがいいのか悩んでいる人も多いでしょう。

まずは、養成講座と検定試験の特徴を比較してまとめてみました。

養成講座の修了 検定試験の合格
講座費用約50万円以上約6万円~15万円
受験料約1万8千円
学習期間約1年( 最短で6ヶ月 )約3ヶ月~6ヶ月
学習スタイル通学orオンライン独学 or 通信講座
教育実習
就職サポート
取得難易度修了できればOK合格率が低く難しい

上記のような特徴がありますが、それぞれメリットとデメリットがあるので、自分にあった方法を選択することが大切です。

そこで、このコラムでは養成講座の修了と検定試験の合格それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

なお、どちらがいいか結論を知りたい方は、養成講座と検定試験はどちらがいい?へどうぞ。

目次

日本語教師になるなら?養成講座VS検定試験

どちらを選択するかで、気になる項目に関して2つを比較してみました。

  • 【養成講座VS検定試験】教育実習
  • 【養成講座VS検定試験】取得費用
  • 【養成講座VS検定試験】学習期間
  • 【養成講座VS検定試験】学習スタイル

【養成講座VS検定試験】 教育実習

どちらも就職求人の条件として問題はありませんが、面接では模擬授業を行うことが一般的です。

養成講座では授業の一環なので問題ないですが、試験の合格だけでは対応できません。検定試験の合格を目指す場合は個別に有料で教育訓練を受講するのが望ましいでしょう。

養成講座は教育実習が受けられるのが強み。就職の際に模擬面接もある。

【養成講座VS検定試験】 取得費用

養成講座に必要な取得費用が一般的に受講料として約50万円~70万円。

一方、試験対策講座の受講料約6万~10万円で済み、テキストを購入して独学なら受験料を入れても最低2万円ぐらいで学習ができます。

費用は検定試験が養成講座と比べて10分の1程度で済む。50万円以上もかけられないなら検定試験。

【養成講座VS検定試験】 学習期間

養成講座の一般的な学習期間は、約1年と言われています。最短で約6ヶ月、私は約9ヶ月でした。

なかには2~3年かけて修了する人もいます。一方、試験の合格に必要な学習期間は約3ヶ月~6ヶ月が多いようです。

養成講座の修了は6ヶ月~1年が目安、試験の学習は6ヶ月と短い。

【養成講座VS検定試験】 学習スタイル

養成講座は通学で講義を受ける学校が多いので、地理的に学校に通えるかどうかも問題になります。

ただ、ヒューマンの日本語教師養成講座のようにオンライン対応をしている講座もあり、基礎学習はオンライン、教育実習など一部は通学という講座もあります。

一方、検定試験の合格は特に通学は不要なので、テキストを購入して独学で勉強したり、通信講座を利用して在宅でも学習ができます。

地方に住んでいる学校がないことも。検定試験は自宅学習OK

では、以上のことをメリットとデメリットでまとめてみました。

養成講座修了のメリットとデメリット

日本語教師養成講座を受講するメリットとデメリットは、下記のとおりです。

日本語教師養成講座のメリット

  • 模擬授業などの教育実習が受けられる
  • 試験ではないので修了できれ確実に取れる
  • 仲間が作りやすく人脈が築きやすい
  • 求人斡旋や就職サポートが受けやすい

日本語教師養成講座のデメリット

  • 検定試験の合格と比べて取得費用が高い
  • 教育実習がない(一部、有料で受講可)
  • 学習期間が一般的に1年ぐらいかかる
  • 通学も必要なら交通費や移動時間も必要

日本語教師養成講座がおすすめな人は、費用が高くても「就職するのに実習や人脈が大切だと思っている人」や「試験の合格(合格率は約26%)よりも確実に取得したい人」です。

養成講座の修了を考えている人向けに、別コラムのおすすめの日本語教師養成講座で紹介しています。

検定試験合格のメリットとデメリット

日本語教育能力検定試験の合格を目指すメリットとデメリットは、下記のとおりです。

日本語教育能力検定試験のメリット

  • 養成講座と比較して費用が安く済む
  • 通学が不要なので自宅や海外でも学習可
  • 学習は自分のペースで進められる

日本語教育能力検定試験のデメリット

  • 試験の合格率が約26%と難易度は高い
  • 検定試験が1年1回しかない
  • 教育実習が受けられない(一部、有料で受講可)
  • 先生や仲間との人脈が築けない
  • 就職の斡旋や就職サポートが基本ない
  • 学習モチベーションの継続が必要

日本語教育能力検定試験の合格がおすすめな人は、「出来るだけ費用を抑えたい人」や「通学で学校に通えない人」、「自分で学習の継続が難しい人」などです。

検定試験の合格を目指す人向けに、別コラムのおすすめの試験対策講座で紹介しています。

養成講座と検定試験はどちらがいい?

結論としては、日本語教師養成講座の修了が基本です。私は当時で約50万円ほどをかけて日本語教師養成講座420時間コースの通学コースに通いました。

養成講座をおすすめする理由は、下記の5つです。

  • 養成講座は教育実習が受けられる
  • 検定試験の合格率が約26%と低い
  • 養成講座では人脈が作りやすい
  • 養成講座には就職サポートがある
  • 国家資格の要件に該当しやすい

ただ、養成講座の費用が50万円以上もかけられないなら、検定試験の合格を目指すしかありません。

引用:日本語教育の質の維持向上の仕組みに関する有識者会議(第5回)

上記のように、もともと公示校で現役で日本語教師として働いている場合には試験の合格で登録日本語教員への道があります。ただ、これも経過措置です。

ただ、現状の案では検定試験だけ合格しても、新しく実施される予定の試験に合格しないければいけないことになりそうです。

日本語教師の国家資格は(案)なので、変更される可能性があります。

とはいえ、指定日本語教師養機関の過程修了であれば、こちらの案では試験②の受験が必要になりますが、登録教員への道が続いています。

そのため、上記の理由は現状では420時間日本語教師養成講座を修了が基本となる理由です。

なお、おすすめの養成講座は下記のとおりです。参考にしてみてくださいね。

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ヒューマンアカデミー東京中央日本語学院アルファ国際学院アークアカデミー千駄ヶ谷日本語教育研究所
講座の特徴全国26ヶ所の拠点
海外就職サポート有
充実したライブ授業
実習もオンライン
少人数制で安心
豊富な学習時間
通信は費用が安い
実習もオンライン
昭和50年創業の老舗
通信教材は授業実況型
受講料(税込)通信&通学:545,600円通学:583,000円
通信:550,000円
 通学:550,000円
 通信&通学:517,000円
通学:572,000円
通信:462,000円
通学:528,000円
通信&通学:462,000円
入学金(税込)33,000円33,000円33,000円通学のみ:22,000円22,000円
他費用(税込)教材・通学:41,000円
教材・通信:44,000円
24,000円33,000円
総費用(税込)通信&通学:578,600円通学:616,000円
通信:583,000円
通学:624,000円
通信&通学:594,000円
通学:594,000円
通信:486,000円
通学:594,000円
通信&通学:517,000円
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養成講座と検定試験の比較まとめ

今回のコラムでは「【徹底比較】日本語教師養成講座VS日本語教育能力検定試験」をご紹介しました。

比較表は下記のとおりです。

420時間 日本語教師養成講座 日本語教育能力検定試験
教育実習講座に含まれている含まれていない
取得費用約50万円以上約6万円~10万円
学習期間約1年( 最短で6ヶ月 )約3ヶ月~6ヶ月
学習スタイル通学が基本(オンライン対応の講座もあり)独学 or 通信講座
人脈先生や仲間との情報交換ができる1人なので情報が得にくい

個人的には養成講座を先に検討して、費用や時間のことを考えて検定試験の合格を目指す方法を考えるべきでしょう。

お住いの近くに通学できる学校があるかも大切ですね。

さらに、海外在住で海外で日本語教師を目指したいという人は、国外の日本語学校で通学ができないなら試験合格の一択になります。

2つの方法のどちらがいいかは、日本語教師になりたいと思っている人の環境によって大きく違ってきます。

後で後悔しないように、メリット・デメリットを比較して自分に合った方法を選択しましょう。

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