養成講座 VS 検定試験

【養成講座VS検定試験】日本語教師になるにはどちらがいい?

日本語教師養成講座か日本語教育能力検定試験合格かで迷っている人向けです。

「日本語教師になるには養成講座と検定試験を受けるのとでは、どちらが有利になるのかな?海外でも就職しやすい方を選択したいな。」

という疑問に元日本語教師が回答します

日本語教師を目指しているが人の多くが悩むことが、養成講座を受講するか、検定試験の合格を狙うかでしょうか。

でも、日本語教師養成講座は420時間かかるし、課題の提出も必要。一方、検定試験の合格率は約26%と簡単ではないし。

こういったことで、どちらがいいか決められないこともありますよね。

このコラムでは、日本語教師養成講座と日本語教育能力検定試験のメリット・デメリットが分かります。

2つのメリットとデメリットを比較することで、どちらを選ぶべきかが分かります!

【養成講座VS検定試験】日本語教師になるにはどちらがいい?

メリットとデメリットを比較して、自分に合った講座を比較して選ぶのが一番。

日本語教師養成講座は費用が高額ですが、420時間を修了さえすれば日本語教師として採用される可能性があります。一方、日本語教育能力検定試験の講座は費用が少なくて済みますが、合格しなければ採用されることは難しくなります。

まずは、そんな「養成講座と検定試験のそれぞれのメリット・デメリット」について、詳しくご紹介させていただきます。

  • 日本語教師として働くための採用基準
  • 養成講座のメリットとデメリット
  • 検定試験のメリットとデメリット
  • 海外で日本語教師として働くならどちらがいい?
  • 私が養成講座に決めた理由

日本語教師として働くための採用基準

日本語教師になる上で日本語教師養成講座 420時間コース修了と日本語教育能力検定試験合格は必須かと言われると、必ずしもそうではありません。

例外的に、アジアやトルコなどの国々では両方持っていなくても働ける場合があります。

あとは、アルバイトで日本語を教えることを頼まれた場合なども、特に必要とはされないケースもあります。

国や地域によっては求人があっても日本語教師のなり手がいないので、養成講座修了や資格試験の合格がなくても採用されることもありえます。

意外と生徒さんが学びたい分野をよく知っている人の方が、重宝されることもあります。

しかし、日本や外国の多くの日本語学校では、日本語教育能力検定試験に合格している、もしくは日本語教師養成講座 420時間コース修了のいずれかが、採用基準となっています。

養成講座のメリットとデメリット

日本語教師養成講座のメリットとデメリットは以下のとおりです。

養成講座のメリット

  • 教育実習や模擬授業が受けられる
  • 試験ではないので修了さえすればいい
  • 仲間が作りやすく就職にも有利になる可能性がある

養成講座のデメリット

  • 費用が約50~70万円かかる
  • 最低でも420時間で1日2時間でも7ヵ月かかる
  • 通学する必要がある(地方だとつらい)

日本語教師養成講座に向いているのは、高い費用を払ってでも「就職するのに実習が大切だと思っている人」や「試験の合格よりもハードルの低い修了を目指す人」です。

検定試験のメリットとデメリット

日本語教育能力検定試験のメリットとデメリットは以下のとおりです。

検定試験のメリット

  • 費用が約6~10万円と養成講座に比べて格段に安い
  • 通信なので、どこででも学ぶことができる
  • オンラインで質問や添削してもらえることもある

検定試験のデメリット

  • 合格率が約26%前後と簡単ではない
  • 試験に落ちたら日本語教師の条件を満たせない
  • 教育実習や模擬試験が受けられない(別に受講できる場合もあり)

日本語教育能力検定試験に向いているのは、「安い費用でも試験に合格すればいいと思っている人」や「地方や海外在住で通学しにくい人」です。

海外で日本語教師として働くならどちらがいい?

海外で日本語教師として働きたいなら基本にどちらでも大丈夫です。

理由は、日本国内では日本語教師といっても教授法の違いなど日本語教師業界の特有の考え方があるので、養成講座の種類によっては採用されないこともありえます。

一方、海外では業界の考え方は普通は関係ないので、「試験に合格してればいい」「養成講座を修了していればいい」といった条件だけで採用される場合があります。

海外では求人自体が少ないので口コミや紹介で仕事が決まることもあり、養成講座で仲間や知り合いを多く作っておくと海外で働く機会が得られる可能性も高くなります。

考え方のひとつとして、若いうちは海外で日本語教師として働いて経験を積み、年齢を重ねてから日本国内の日本語学校やオンラインで働くというのであれば試験の合格を目指すというのもありえます。

私が養成講座に決めた理由

結論からいうと、私は50万円ほどをかけて日本語教師養成講座420時間コースの通学コースに通いました。(今は、60万〜70万ぐらいに値上がりしているようです。)

理由は以下の3つです。

  • 単純に知り合いが欲しかった
  • 検定試験の合格率が思ったよりも低かった
  • 養成講座は教育実習や模擬授業がある

単純に、知り合いが欲しかった

私は地方に夫の転勤についてきていたので、その地方には友だちが台湾人の子ぐらいしかいませんでした。

だから、単純にそこに住んでいる人と交流がしたかったのです。

運に恵まれ、とてもステキな人達と一緒に学ぶことができました。ときに、励まし合って、課題などを乗り越えた感じです。

年上の方も多かったので、色んな知恵をお借りすることもできました。これは、とっても嬉しいメリットでした。

日本語教育能力検定試験の合格率が思ったよりも低かった

令和元年度は、応募者、全科目受験者共に過去最高の人数で、応募者 11,699 人、全科目受験者 9,380 人、合格者は 2,659 人でした。受験者に占める合格者の割合は約28%となっています。

合格率は昭和 63 年からの推移では、17%〜26%の間で推移しているのです。結構、難しいんです、「日本語教育能力試験」って。

他の国家資格なんかと比べると高い合格率ですが、1/4しか受からないというと、ちょっと本腰をいれて勉強しないとなという感じです。

だから、単純にコツコツと通えば取れる可能性が高い、養成講座 420時間コースの通学コースを選びました。

養成講座は教育実習や模擬授業がある

日本語教師になるにあたり、私は実際に教える練習をする(教育実習や模擬授業)が最も重要だと感じました。

この判断は、間違っていなかったと思います。

なぜなら、日本語学校で仕事を得るとき、大抵は面接の他に模擬授業の試験があるからです。外国で教えるときは、スカイプなどで面接をすることも少なくありません。

日本にしろ、海外にしろ、日本語学校で教えるときは元同僚や日本語教師養成講座の同級生の紹介などで、模擬授業をしないというケースもあります。

しかし、未経験から仕事を得るには必須だと思っていてよいでしょう。

まとめ:メリットとデメリットを比較して、養成講座か検定試験かを選びましょう!

通学のデメリットについて、お話しすると、通学は通信のものに比べて値段が5倍もします。

約60〜70万円って、高いですよね〜。

今だったら、通信を選んで仲間をネットとかで捜すのもありですね。実習の時に、他の受講生と仲良くなれるかもしれないしません。

色んな選択肢が増えて、よい時代になってきました!

日本語教師になった後も、どこに住んでいても(外国からでも)オンラインで授業が可能になってきたのも時代の流れですね。

ともかく、自分が何を求めているのか明確にさせて、メリットとデメリットを比較して選んだらいいのではないかと思います。

何かの参考になれば,幸いです。